tocolierでは、フランス在住のデザイナー Pollyanna(博子・ル・トイック)さんのハンドメイドアイテムをお取り扱いしています。
私(tocolierのmimi)とPollyannaさんとの出会いは、もう四半世紀以上前になります。

とても懐かしい、2016年の作品
恋に落ちた洋服屋さん
当時の私は、ある一目惚れした洋服屋さんで働いていました。
代官山の裏通りにある、ペールグリーンの内装にアンティークの帽子やバッグ、懐かしくて可愛らしい生地、甘すぎず子供っぽすぎない手づくり感。そんな絶妙のバランスの洋服が並ぶお店でした。
初めてそのお店を訪れた時、
「ここで働きたいです。スタッフ募集の予定はありますか?」
と、その場にいたお店の方へ声を掛けたほど。
まるで恋に落ちるように、お店の世界観に引き込まれたのでした。
ご縁があってスタッフとなり、やがて店長として7年間勤務することになります。
働くことの楽しさを教えてくれたのも、自分のセンスやアイデアを信じる力を育ててくれたのも、そのお店でした。
気がつけば、そのお店で過ごした時間は今の私の土台になっていました。
そこで出会った作家さんのひとりが、Pollyannaさんです。
当時パリで暮らしながら作られていた作品は、どれも美しく、どこかチャーミングで、そして驚くほど丁寧でした。
素材はもちろん、ボタンの付け方ひとつにも手仕事の美しさが宿っていて、私はいつも感銘を受けていました。
私は服飾の専門学校を専攻科まで進んだのち、東京コレクションに参加しているブランドでパタンナーとして勤務した経歴があります。
量産のものづくりや働き方に疑問をもっていた私にとって、Pollyannaの手仕事は、もう一度服を好きになるきっかけにもなりました。

『パリから届いたエプロン』
とても好きな仕事だったけれど、辞めようかと思うくらい悲しい出来事がありました。
そんなタイミングで出版されたのが、Pollyanna(博子・ル・トイック)さんの著書『パリから届いたエプロン』でした。
エプロンの作り方を紹介する一冊なのですが、一つひとつのエプロンに宿る作り手の想いや、ものづくりの楽しさがぎゅっと詰まっています。
Pollyannaの作るエプロンは、楽しくて、かわいくて、美しくて。
「あぁ、好きだなぁ」
そう思いながら何度もページをめくりました。
今振り返ると、私はあの本に救われたのだと思います。
そして、
「この人の魅力をもっと伝えたい」
そんな気持ちが、もう一度仕事を続ける力になりました。

フランスへ、そしてtocolierへ
その後、私は「フランスで暮らしたい」という夢を叶えるため、ワーキングホリデービザを取得して渡仏しました。
帰国後、自分で小さなオンラインショップを始めた時に真っ先にお願いしたのが、Pollyannaさんの作品のお取り扱いでした。
そして、その数年後に夫と始めたアトリエ兼ショップ「tocolier」でも、変わらず作品を届け続けてくださっています。
tocolierが始まってからだけでも、届けていただいた作品は600点以上。
どの作品からも丁寧な手仕事と、作り手の誠実さが感じられます。
そして、その奥にあるフランスのエスプリが、さりげなくきらりと光るのです。
好きなものを好きと言い続けて
私にとってPollyannaさんは、大好きな作家さんであると同時に、作品からものづくりの姿勢を学ばせてもらっている尊敬する存在です。
いつも良い素材を選び、手間を惜しまず、美しく仕上げる。
その姿勢は、私自身のものづくりにも大きな影響を与えてくれました。
好きなものを好きと言い続けてきたら、気がつけば25年以上のお付き合いになっていました。
作品の美しさはもちろんですが、私が伝えたいのは、その奥にある人柄や手仕事の温度です。
これからもPollyannaさんの作品とともに、そんな物語も届けていけたらと思っています。

Pollyannaの作品は、オンラインショップ、イベント出店、そしてtocolierのアトリエで販売しています。
※出店ルールや天候により一部のイベントではお持ちできない事もあります。
ご覧いただけたら嬉しいです^^

