2014年1月「花とアンティークの撮影会」
毎月恒例のtocolierの花市1月は洗足にある「らんすみれ」さんと特別コラボイベント「花とアンティークの撮影会」として、らんすみれさんにて開催しました。
シャビー&アンティークな空間に似合う花と、まだ寒い1月の春待ち気分の花を仕入れてきました。
イベントについてはこちらでご案内しています→「花とアンティークの撮影会」
ヒヤシンス デルフトブルー
学名:Hyacinthus orientalis 'Delft Blue'ユリ科
ヒヤシンス属
美しいブルーに惹かれて仕入れたヒヤシンス。
とても香りが良い花です。
ヒヤシンスの名前はギリシア神話に出てくる美青年ヒュアキントス王子の名に由来するそうで
ヒュアキントスが死ぬ際に流した大量の血からヒヤシンスが生まれたとされます。
(詳しくはWikipediaで…笑)
地中海東部沿岸からイラン、トルクメニスタン付近が原産です。
ラナンキュラス Tワイン
学名:Ranunculus asiaticusキンポウゲ科
キンポウゲ属
原産:ヨーロッパの南東部から西アジア
ラナンキュラス、和名では花金鳳花(ハナキンポウゲ)と言います。
こんなに可憐な花ですが、葉の形がカエルの足に似ている事から、ラテン語のrana(カエル)を語源として名付けられています。
市場には色とりどりのカラフルなラナンキュラスで溢れていますが、その中からシックなワイン色を仕入れてきました。
スカビオサ コーカシカ アルバ
学名:Scabiosa caucasica 'White Queen'マツムシソウ科
スカビオサ属
以前も同じ白いスカビオサアルバを仕入れた事があるので、一度ブルーを手に取りましたが、やはり、白。
珍しい大輪咲きで、ギュッとギャザーを寄せたドレスのような花びらが美しい。
スカビオサ オズシルキー
学名:Scabiosa atropurpureaマツムシソウ科
スカビオサ属
原産地:南ヨーロッパ
「オズ シルキー」についてあまり情報が無かったので、園芸でよく栽培される西洋松虫草の学名を載せています。
優しいペールピンクからパープルの色合いが美しい咲き方のスカビオサです。
ラナンキュラスとも好相性で、個体差があり、パープルが強いものや白っぽいものなど、選ぶ楽しさもあります。
蕾のうちは中心のグリーンが爽やかな印象ですが、咲くと華やかな印象に。
キルタンサス
学名:Cyrtanthus mackeniiヒガンバナ科
キルタンサス属
原産:南アフリカ
キルタンサスはギリシャ語で「曲がった花」の事だそう。
柔らかく湾曲した花の集まりが可愛らしい花です。
優しいペールピンクを仕入れてきました。
セルリア
ヤマモガシ科セルリア属
原産地:南アフリカ
セルリアはふわふわとして、見ていると触りたくなるお花。
幾重にも重なる花びらのように見えるのは「苞」(蕾を包んでいた葉のこと。葉が変形したようなもの)
雰囲気のある存在感が人気です。
花持ちもよく、ドライフラワーにもおすすめです。
フランネルフラワー
学名:Actinotus helianthiセリ科
アクティノツス属
原産地:オーストラリア
フランネルフラワーの名の通り、布生地のフランネルのようなふわふわと起毛した花びらが優しい印象の花。
花びらの先端がほんのり緑色で、シルバーリーフも美しい。
マトリカリア モコモコ
キク科タナセツム属
ちょっとややこしいのですが、園芸で「マトリカリア」と呼ばれる植物はキク科タナセツム属のナツシロギクだそうですが、
それとは別に「マトリカリア属」という分類が別にあります。
例えばカモミールなどがそう。とても似てますが、違うのですね。
このマトリカリア「モコモコ」は名前も、姿もかわいらしい。
一般的にマトリカリアといえば花びらがあり、咲き姿はデイジーにも似ています。
オーニソガラム サンデルシー
学名:Ornithogalum saundersiaeユリ科
オーニソガラム属
原産地:南アフリカ
オーニソガラムの中でもおしべが緑色なのがサンデルシーの特徴。
白×グリーンの色合いが清楚で美しい花。
花持ちもよくておすすめです。
ゼンマイ
学名:Osmunda japonicaゼンマイ科
ゼンマイ属
ゼンマイは漢字一文字で書くと「薇」なんですね。
表面が綿毛に覆われてやや大きめのものが流通してますが、今回は小ぶりなタイプを見つけてきました。
グルグルと渦巻き状のフォルムがユニークです。
ブロンズリーブス
学名:Anthurium andraeanumサトイモ科
アンスリューム属
ブロンズリーブスは「アンスリューム」の葉
アンスリュームも個性的で存在感がありますが、その葉も素晴らしい存在感。
グリーンネックレス
学名:Senecio rowleyanusキク科
セネキオ属
原産地:アフリカ・ナミビア南部
グリーンピースの様な球状の物は「葉」
内部に水分をためておく為にこのような形になったと言われています。 その名の通り、ネックレスのような姿が可愛らしい植物です。
ローズマリー
学名:Rosmarinus officinalis L.シソ科
マンネンロウ属(Rosmarinus)
原産地:地中海沿岸地方
ローズマリーは身近なハーブとして親しみがありますね^^
見ていると「飾る」というよりはどんなお料理に使おうかな…と「食」へ意識が向く方も多いようです。
属名のRosmarinusは「海のしずく」を意味し、愛や貞節の象徴とされます。
ダスティミラー
学名:Senecio cineraria DC.キク科
セネシオ属
原産:南ヨーロッパ海岸地帯(地中海)
白い毛に覆われた葉が特徴のダスティミラー。
シルバーリーフの美しさが楽しまれています。
和名はシロタエギク(白妙菊)。
ゼラニウム マーブルチョコ
フクロソウ科ペラルゴニウム属(テンジクオアイ属)
原産:アフリカ南部
マーブルチョコという名のゼラニウム。
ゼラニウムは(も)イロイロ種類がありちょっと複雑… マーブルチョコに関して調べてもあまり情報が無かったのですが、おそらく香りを楽しむローズゼラニウムなどの仲間の、センテッド・ゼラニウム系と思われます。
マルバユーカリ
学名:Eucalyptusフトモモ科
ユーカリ属
原産:オーストラリア
マルバユーカリはその名の通り丸い葉が特徴のユーカリ。 和名の「ユーカリ」は学名のユーカリプタスを日本で短縮した略称に由来する。
学名の語源は「良い蓋」を意味するギリシア語をラテン語化したもので、
つぼみの額と花弁が合着して蓋状になること、あるいは乾燥地でもよく育って大地を緑で被う事に由来しているとされています。
面白いのは発芽方法で、乾燥したオーストラリアでは頻繁に山火事が起こりますが、ユーカリの種は山火事後に降った雨によって発芽すると言われています。
チランジア テクトラム
学名:Tillandsia tectorumパイナップル科
ティランジア属
チランジア(エアープランツ)は土がいらない植物。
空気中の水分を吸収することによって生長します。
特にこのテクトラムはふわふわのトリコーム(葉の表面の白い鱗片)が魅力。
なんだか、動き出しそうな感じもする不思議植物。
テクトラムの水やりは週1回霧吹きで与えるのを基本として、梅雨時期は控えたり、春〜秋は週に2,3回以上の水やりをします。
また、蒸れに弱いので、水やり後はよく振って水を切ったりしてあげます。
土がいらないので手軽に育てやすく、室内ならカーテン越しの柔らかい日光が当たり、風通しのよい場所が最適です。
他の植物にも言えますが、窓を締め切った室内で高温になる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
→tocolier flower maket